◇29日(日本時間30日)MLB エンゼルス4―1ホワイトソックス(アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平選手は「3番・DH兼投手」の“リアル二刀流”で先発。11奪三振など5イニング3分の2を5安打無失点に抑え、自身4連勝の今季7勝目(4敗)を挙げた。打者では3打数無安打、1四球だった。
【写真】幻想的…日没を迎える中、投球する大谷翔平
試合直後、地元中継局BSウエストのグビザ解説者が「私が思うに、これで翔平は6月の月間MVPですね」と語ると、相方のオニール実況は「間違いありません。そうならないわけがないですよ」と語気を強めた。
「投手で月間4勝&打者で6本塁打」は、メジャー史上初の壮挙。同局によれば、「同3勝&6発」でもメジャー史上初だった。
6月は投手として先発5試合で4勝1敗、防御率1・52。29イニング3分の2で38奪三振、7与四球。打者では打率2割9分8厘(94打数28安打)、6本塁打、17打点となった。
また、これで投手として「21イニング3分の1連続無失点」「登板2試合で24奪三振」は、ともにメジャー自己記録。今季9イニング相当の奪三振率12・28は、ホワイトソックスのシーズ(同13・44)に次ぐリーグ2位。また、今季101奪三振と大台に乗せ、これはリーグ5位。しかも、今季の大谷は登板13試合だが、上位にいる4人は、いずれも既に15~16試合の先発をこなしている。
また、米データ専門会社コーディファイによれば、この日投手でマークした「6イニング以下で42球の見逃しと空振りによるストライク」は、今季メジャーで最多だった。
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